この夏
◆日本には春夏秋冬の四季がある、というのが通説です。夏は一応6月からと日本人は季節を区切りますが、人によっては、特に外国から来た人たちは、四季のほかに雨期があると感じるようです。雨期はつまり梅雨のことですが、ジメジメして汗ダラダラの蒸し暑さには、びっくりするそうです。
特にカラリと乾燥した国(地域)から来た人が、運悪く梅雨の真っ最中に来日したところ、あまりの湿度の高さに呼吸ができないほど苦しかったそうです。例えばわたしたちが蒸し風呂かミストサウナに入って、息苦しくなるような感覚でしょうか。
そんな梅雨で始まった今年の夏。7月最初の土日には、夫婦で出雲方面に1泊2日の旅行にでかけました。私にとって山陰地方へは独身時代いらい2度目で、出雲大社へは約40年ぶりの再訪となりました。参道が長いのはそのままでしたが、周辺がずいぶんと様変わりしていたように感じました。
列車での移動が多かったのですが、車窓から見る田園風景はどこも同じようでも、かつては水田だった草茫々の休耕田が少し多いように感じました。宍道湖の周縁を巡り、今年7月8日に国宝に指定されたばかりの松江城へも足を延ばし、キリリとした風貌の天守閣を見てきました。
6月と7月にはそれぞれ1回ずつ上京しました。日ごろ住んでいる鹿児島は日差しが痛いほどに強い亜熱帯の暑さですが、東京ではそれとはまた違う暑さを感じます。何しろ人が多い。地下鉄への階段を下ったり上がったり、たくさん歩きました。そして思い立って、国立国会図書館に久しぶり行きました。
帰りの飛行機の出発まで時間を有効に使いたくて、朝一番に図書館に行き、4時間ほどかけて資料探しです。松江城に行った時、大手門を復元するために古い写真や設計図を探していることを知りました。なんと懸賞金が出ているのです。それに目がくらんで、国会図書館へ乗り込んだわけです。
めぼしい資料を何枚かコピーしてきましたが、大手門の決定的な古写真も設計図もみつかりませんでした。まだ諦めたわけではありませんが、お城周辺のどこぞの旧家の蔵に、設計図が眠っているかもしれません。宝さがしの感覚で、いまも熱心に探されている方が多いのではないでしょうか。
この暑い中、全国各地では安保法制に反対するデモや集会が開かれています。わたしの意見はすでに書きましたが、結論ありきの流れの中で、数で押し切られるのでしょうか。賛成する年寄りたちは絶対行かない戦場へ、若い人たちが行かされるのかと胸が痛みます。ただでさえ子どもが少ないのに、息子を差し出す親がいるのでしょうか。嫌なことには、はっきりと意思表示しましょう。
8月11日はつれあいの誕生日でしたが、川内原発が再稼働し始めた日でもありました。原発はトイレの無いマンションにたとえられますが、それは核のゴミ(プルトニウム)の最終処分場すら決まっていないからです。福島原発事故の収束もまだおぼつかなく、汚染水は垂れ流し。そのことが東京オリンピックの開催にも、だんだん影を落としていくことでしょう。
もっとも痛ましかったのは、中学生の少年少女が殺害された事件です。防犯カメラの威力で犯人は捕まりましたが、親もいるのになぜあの子たちは深夜に出歩いていたのか。子を守りたいなら手を離してはいけません。親の優しさも犯罪者には好都合でしょう。彼らはいつでもどこでも、少しのスキにつけ込んでくるのですから。その恐ろしさを見せつけられました。
♪ 管理者ウェブサイト 「杉山武子の文学夢街道」
特にカラリと乾燥した国(地域)から来た人が、運悪く梅雨の真っ最中に来日したところ、あまりの湿度の高さに呼吸ができないほど苦しかったそうです。例えばわたしたちが蒸し風呂かミストサウナに入って、息苦しくなるような感覚でしょうか。
そんな梅雨で始まった今年の夏。7月最初の土日には、夫婦で出雲方面に1泊2日の旅行にでかけました。私にとって山陰地方へは独身時代いらい2度目で、出雲大社へは約40年ぶりの再訪となりました。参道が長いのはそのままでしたが、周辺がずいぶんと様変わりしていたように感じました。
列車での移動が多かったのですが、車窓から見る田園風景はどこも同じようでも、かつては水田だった草茫々の休耕田が少し多いように感じました。宍道湖の周縁を巡り、今年7月8日に国宝に指定されたばかりの松江城へも足を延ばし、キリリとした風貌の天守閣を見てきました。
6月と7月にはそれぞれ1回ずつ上京しました。日ごろ住んでいる鹿児島は日差しが痛いほどに強い亜熱帯の暑さですが、東京ではそれとはまた違う暑さを感じます。何しろ人が多い。地下鉄への階段を下ったり上がったり、たくさん歩きました。そして思い立って、国立国会図書館に久しぶり行きました。
帰りの飛行機の出発まで時間を有効に使いたくて、朝一番に図書館に行き、4時間ほどかけて資料探しです。松江城に行った時、大手門を復元するために古い写真や設計図を探していることを知りました。なんと懸賞金が出ているのです。それに目がくらんで、国会図書館へ乗り込んだわけです。
めぼしい資料を何枚かコピーしてきましたが、大手門の決定的な古写真も設計図もみつかりませんでした。まだ諦めたわけではありませんが、お城周辺のどこぞの旧家の蔵に、設計図が眠っているかもしれません。宝さがしの感覚で、いまも熱心に探されている方が多いのではないでしょうか。
この暑い中、全国各地では安保法制に反対するデモや集会が開かれています。わたしの意見はすでに書きましたが、結論ありきの流れの中で、数で押し切られるのでしょうか。賛成する年寄りたちは絶対行かない戦場へ、若い人たちが行かされるのかと胸が痛みます。ただでさえ子どもが少ないのに、息子を差し出す親がいるのでしょうか。嫌なことには、はっきりと意思表示しましょう。
8月11日はつれあいの誕生日でしたが、川内原発が再稼働し始めた日でもありました。原発はトイレの無いマンションにたとえられますが、それは核のゴミ(プルトニウム)の最終処分場すら決まっていないからです。福島原発事故の収束もまだおぼつかなく、汚染水は垂れ流し。そのことが東京オリンピックの開催にも、だんだん影を落としていくことでしょう。
もっとも痛ましかったのは、中学生の少年少女が殺害された事件です。防犯カメラの威力で犯人は捕まりましたが、親もいるのになぜあの子たちは深夜に出歩いていたのか。子を守りたいなら手を離してはいけません。親の優しさも犯罪者には好都合でしょう。彼らはいつでもどこでも、少しのスキにつけ込んでくるのですから。その恐ろしさを見せつけられました。
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