オリンピックの裏で密かな楽しみ
◆いわば政治主導で始まった東京オリンピック。毎日のように日本人選手の金メダルの報道の一方で、コロナウイルスの爆発的感染拡大が同時進行中だ。感染拡大の原因は複合的で、オリンピックだけが原因ではないと思う。いまの状況について知人は「アクセルとブレーキを同時に踏み続けているようなものだ」と言った。
当然、外国から多くの選手や関係者が来日し、選手のワクチン接種の有無については「個人的な問題」ということで不問らしい。それは一理ありと思う一方、日本人でも緊急事態宣言って何? と言う市民もいるらしくて、政府のコロナ対策はもうグチャグチャになっている怖い印象を受ける。
心から楽しめない今回のオリンピックだけれども、先日の卓球混合ダブルス決勝戦で水谷隼・伊藤美誠ペアが中国の世界最強ベアを打ち破って勝ったときは、本当に嬉しかった。またソフトボール決勝でアメリカを破ったときも「やった!」とスカッとした。なんせスポーツの力で、中国とアメリカに勝ったのだから。
オリンピックは個人や団体で対戦するけれども、つまるところ国対国の戦いになる。20世紀は国対国の争いごとの決着を「戦争」という手段に訴えたため、世界規模の戦争が何度も起きて何千万人という人命が犠牲となり、都市がまるごと破壊されるという蛮行が行われた。
「過ちは繰り返しません」と言いながら、世界には武力行使が好きな人たちがいる。1つ何十億・何百億円もするような戦闘機や艦船、ミサイル等々の兵器類は、破壊される運命の消耗品なので、使われるほど大儲けできる。営利本位に兵器を製造・販売する業者や資本は「死の商人」と蔑称で呼ばれるが、儲かる産業なのでなくなりそうにない。
スポーツの祭典の一方で、たえずコロナ感染に神経をとがらせているわたしたちの日常。必死で感染者の治療に携わっておられる医療従事者の皆さまの目立たないけど重要な存在。オリンピックという光と、新型コロナの感染拡大という闇を併せ持ち、そのただ中にいるいまの日本。
わたし自身は高齢の姑がいる関係で病院への付き添いの条件に、県外へ出らず、県外者と接触していないことが求められている。そんなわけで密かな楽しみは、インターネットで視聴する音楽と、リアルで楽しむ音楽会と演劇の舞台だ。
5年ごとに行われていた世界的に有名なショパン国際コンクールが、昨年はオリンピック同様1年延期となり、ことし7月からポーランドのワルシャワで第18回ショパンコンクールの予備予選が始まり、本予選出場者が決定した。
予備予選には約160名の参加があり、各人20分程度の演奏を披露。日本人は31名のうち13名が予備予選を通過。10月から本予選が始まり、本選まで17日間ほどかけて熱戦が繰り広げられる。わたしは前回大会から、インターネットで配信される本予選のライブ演奏を聴いて、密かに楽しんだ。
今回は予備予選から全参加者の演奏が配信されたので、日本人の演奏を夜な夜な聴いている。また昨夜は、鹿児島で2年ぶりに開催されている第42回霧島国際音楽祭のプログラムの1公演を、友人と楽しんだ。ネットとリアルで演奏を楽しめる時代なので、どちらも目いっぱい享受して元気の素にしたい。
♪ 管理者ウェブサイト 「杉山武子の文学夢街道」
当然、外国から多くの選手や関係者が来日し、選手のワクチン接種の有無については「個人的な問題」ということで不問らしい。それは一理ありと思う一方、日本人でも緊急事態宣言って何? と言う市民もいるらしくて、政府のコロナ対策はもうグチャグチャになっている怖い印象を受ける。
心から楽しめない今回のオリンピックだけれども、先日の卓球混合ダブルス決勝戦で水谷隼・伊藤美誠ペアが中国の世界最強ベアを打ち破って勝ったときは、本当に嬉しかった。またソフトボール決勝でアメリカを破ったときも「やった!」とスカッとした。なんせスポーツの力で、中国とアメリカに勝ったのだから。
オリンピックは個人や団体で対戦するけれども、つまるところ国対国の戦いになる。20世紀は国対国の争いごとの決着を「戦争」という手段に訴えたため、世界規模の戦争が何度も起きて何千万人という人命が犠牲となり、都市がまるごと破壊されるという蛮行が行われた。
「過ちは繰り返しません」と言いながら、世界には武力行使が好きな人たちがいる。1つ何十億・何百億円もするような戦闘機や艦船、ミサイル等々の兵器類は、破壊される運命の消耗品なので、使われるほど大儲けできる。営利本位に兵器を製造・販売する業者や資本は「死の商人」と蔑称で呼ばれるが、儲かる産業なのでなくなりそうにない。
スポーツの祭典の一方で、たえずコロナ感染に神経をとがらせているわたしたちの日常。必死で感染者の治療に携わっておられる医療従事者の皆さまの目立たないけど重要な存在。オリンピックという光と、新型コロナの感染拡大という闇を併せ持ち、そのただ中にいるいまの日本。
わたし自身は高齢の姑がいる関係で病院への付き添いの条件に、県外へ出らず、県外者と接触していないことが求められている。そんなわけで密かな楽しみは、インターネットで視聴する音楽と、リアルで楽しむ音楽会と演劇の舞台だ。
5年ごとに行われていた世界的に有名なショパン国際コンクールが、昨年はオリンピック同様1年延期となり、ことし7月からポーランドのワルシャワで第18回ショパンコンクールの予備予選が始まり、本予選出場者が決定した。
予備予選には約160名の参加があり、各人20分程度の演奏を披露。日本人は31名のうち13名が予備予選を通過。10月から本予選が始まり、本選まで17日間ほどかけて熱戦が繰り広げられる。わたしは前回大会から、インターネットで配信される本予選のライブ演奏を聴いて、密かに楽しんだ。
今回は予備予選から全参加者の演奏が配信されたので、日本人の演奏を夜な夜な聴いている。また昨夜は、鹿児島で2年ぶりに開催されている第42回霧島国際音楽祭のプログラムの1公演を、友人と楽しんだ。ネットとリアルで演奏を楽しめる時代なので、どちらも目いっぱい享受して元気の素にしたい。
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