天変地異
◆御嶽山が秋晴れの9月27日土曜日のお昼前、突如として噴火しました。登山日和のその日、多くの登山者がちょうど山頂付近に到着し、喜び合ったりお弁当を広げたまさにそのタイミングで、火口から噴煙が上がったのです。
もしも平日だったら、朝だったら、夕方だったら、被害者がいないかもっと少なかったかもしれません。しかし予期しない噴火によって、戦後最大の犠牲者がでたことは残念でなりません。神様どうして、と思わず天を仰いだ人が多かったのではないでしょうか。痛ましい限りです。
7年ぶりの御嶽山の噴火だけでなく、最近の日本では、3年前に鹿児島県霧島山にある新燃岳で、189年ぶりにマグマ噴火がありました。昨年海上で噴火した西ノ島はその後も活動が続き、1年間で90倍近くまで島の面積を広げています。また鹿児島県屋久島町の口永良部島では、8月13日に新岳が34年ぶりに噴火しました。
ことしに入ってからややおとなしかった桜島も、9月ころから爆発回数が増えています。噴煙が2千メートル以上も上がるような規模の大きい爆発的噴火があると、桜島までさえぎる物の無いわが家では、空振(空気の振動)のため家のサッシ戸が「ドン!」とか「ガタッ!」と鳴りますので、すぐに爆発したことが分かります。大爆発だと強い空振のため窓ガラスが割れることもあるようですが、まだそこまでの経験はありません。
爆発し、噴煙を上げる桜島(9月20日午前7時43分撮影)
桜島は毎日噴煙を上げている世界有数の活火山です。しかし直線距離で火口から10キロメートル余りの距離の中に、市の中心部がすっぽり入ってしまう鹿児島市に住んでいる身としては、御嶽山の噴火は他人ごとではありません。恐ろしさの一方で、数多くの温泉が湧き風光明媚なので、観光地としての恩恵にもあずかっているのも事実です。
10月4日から5日にかけて鹿児島は、台風18号の通過で特に離島では暴風雨など荒れ模様でした。鹿児島市内は5日の日曜日は雨風とも強かったのですが、夕方には弱まり、午後6時少し前に虹が出現しました。久しぶりの虹です。
ときどき虹の一部を薄い雨雲がさえぎったりはしましたが、完全なアーチ型をした見事な虹でした。そのとき空全体は淡いオレンジ色になり、虹は10分間ほど続きました。ただし虹のアーチが大きすぎて、全体をデジカメで撮れなかったのは残念でした。
桜島上空に出現したアーチ型の虹の一部(10月5日午後6時ごろ)
火山といえば中学生のころ理科の授業で、「活火山」「休火山」「死火山」という3つの分類を習い、富士山は「休火山」ということでした。その後、死火山や休火山に分類していた山が噴火する例が出て実態にそぐわなくなり、現在は「死火山」「休火山」の言葉は使わないそうです。
となると一番気になるのは、やっぱり「富士山」です。登山期間が7~8の2カ月間とはいえ、統計では一日平均で1万人近い登山者があるそうですから、その時期に爆発などしたらと想像するだけでゾッとします。九州では、かつて、阿蘇山の噴火や雲仙普賢岳の噴火・火砕流で犠牲者が出ています。
災害の多い日本では油断大敵の言葉がピッタリのようです。自然相手ですから天変地異とは人間の想像を超えた、つまり想定外のことが起るということを指した言葉のように思います。現に東北大震災の地震と大津波、豪雨、台風や竜巻の襲来など、想定外の災害に遭遇しています。100年、1,000年どころか万年単位の歴史を生きてきた地球ですから、人間が考え保証する安全など過信しない、それがここ数年に日本人が学んだ教訓ではないでしょうか。
のどかな桜島の噴煙と待宵月(10月7日午後6時7分、自宅より撮影)
※広辞苑によると、
「天変」とは、天空に起る異変。暴風や雷・日食・月食の類。
「地異」とは、地上に起る異変。地震・津波・洪水・噴火の類。
♪ 管理者ウェブサイト 「杉山武子の文学夢街道」
もしも平日だったら、朝だったら、夕方だったら、被害者がいないかもっと少なかったかもしれません。しかし予期しない噴火によって、戦後最大の犠牲者がでたことは残念でなりません。神様どうして、と思わず天を仰いだ人が多かったのではないでしょうか。痛ましい限りです。
7年ぶりの御嶽山の噴火だけでなく、最近の日本では、3年前に鹿児島県霧島山にある新燃岳で、189年ぶりにマグマ噴火がありました。昨年海上で噴火した西ノ島はその後も活動が続き、1年間で90倍近くまで島の面積を広げています。また鹿児島県屋久島町の口永良部島では、8月13日に新岳が34年ぶりに噴火しました。
ことしに入ってからややおとなしかった桜島も、9月ころから爆発回数が増えています。噴煙が2千メートル以上も上がるような規模の大きい爆発的噴火があると、桜島までさえぎる物の無いわが家では、空振(空気の振動)のため家のサッシ戸が「ドン!」とか「ガタッ!」と鳴りますので、すぐに爆発したことが分かります。大爆発だと強い空振のため窓ガラスが割れることもあるようですが、まだそこまでの経験はありません。
爆発し、噴煙を上げる桜島(9月20日午前7時43分撮影)
桜島は毎日噴煙を上げている世界有数の活火山です。しかし直線距離で火口から10キロメートル余りの距離の中に、市の中心部がすっぽり入ってしまう鹿児島市に住んでいる身としては、御嶽山の噴火は他人ごとではありません。恐ろしさの一方で、数多くの温泉が湧き風光明媚なので、観光地としての恩恵にもあずかっているのも事実です。
10月4日から5日にかけて鹿児島は、台風18号の通過で特に離島では暴風雨など荒れ模様でした。鹿児島市内は5日の日曜日は雨風とも強かったのですが、夕方には弱まり、午後6時少し前に虹が出現しました。久しぶりの虹です。
ときどき虹の一部を薄い雨雲がさえぎったりはしましたが、完全なアーチ型をした見事な虹でした。そのとき空全体は淡いオレンジ色になり、虹は10分間ほど続きました。ただし虹のアーチが大きすぎて、全体をデジカメで撮れなかったのは残念でした。
桜島上空に出現したアーチ型の虹の一部(10月5日午後6時ごろ)
火山といえば中学生のころ理科の授業で、「活火山」「休火山」「死火山」という3つの分類を習い、富士山は「休火山」ということでした。その後、死火山や休火山に分類していた山が噴火する例が出て実態にそぐわなくなり、現在は「死火山」「休火山」の言葉は使わないそうです。
となると一番気になるのは、やっぱり「富士山」です。登山期間が7~8の2カ月間とはいえ、統計では一日平均で1万人近い登山者があるそうですから、その時期に爆発などしたらと想像するだけでゾッとします。九州では、かつて、阿蘇山の噴火や雲仙普賢岳の噴火・火砕流で犠牲者が出ています。
災害の多い日本では油断大敵の言葉がピッタリのようです。自然相手ですから天変地異とは人間の想像を超えた、つまり想定外のことが起るということを指した言葉のように思います。現に東北大震災の地震と大津波、豪雨、台風や竜巻の襲来など、想定外の災害に遭遇しています。100年、1,000年どころか万年単位の歴史を生きてきた地球ですから、人間が考え保証する安全など過信しない、それがここ数年に日本人が学んだ教訓ではないでしょうか。
のどかな桜島の噴煙と待宵月(10月7日午後6時7分、自宅より撮影)
※広辞苑によると、
「天変」とは、天空に起る異変。暴風や雷・日食・月食の類。
「地異」とは、地上に起る異変。地震・津波・洪水・噴火の類。
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