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zoom RSS 白夜行 〜北欧見たまま〜(2)

<<   作成日時 : 2007/07/11 14:28   >>

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コペンハーゲンの巻  ※青字は写真参照
11時40分発スカンジナビア航空機に乗り継いで12時間弱、同じ17日の夕方4時過ぎコペンハーゲン着。私の腕時計は日本時間のままで、午後11時過ぎを示している。そろそろ寝る時間になるところだけどここはデンマークの首都コペンハーゲン。コペンハーゲン国際空港は北欧の玄関口らしく、いろいろな言葉が飛び交い大勢の観光客で賑わっていた。外はどんより曇っていて暑くないのに、空港内を行き交う人々の服装は真夏そのものだ。

空港の入国審査はいたって簡単だった。係官はただパスポートの写真と私を見比べ、何も聞かずニコッとしてポンと入国のスタンプを押しておしまい。荷物の検査もなくスイスイと出口へ移動できた。テロだ何だと大騒ぎしている国もあるのに、何とも寛大な印象だ。首都コペンハーゲンは183万人、デンマークは人口544万人のこじんまりした国だ。日本なら県に相当する目の届きやすい人口なので、各種政策も立てやすいだろうと思われる。
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タクシー乗り場に着くとボルボ製の車がずらりと並び、壮観な眺め。乗り込むとシートはオール黒レザー張りの豪華版。憧れのボルボ!と娘たちも大喜びだ。約20分ほどで市内中心部のスクエア・ホテルへ到着。タクシー代220クローネ(約5300円)は長女がカードで支払った。ガイドブックには付加価値税25%とチップ15%が代金に含まれていると書いてある。タクシー運転手さんに限らず、ほとんどの人が英語を話すそうだから安心だ。
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ホテル到着後雨が降り出したのでしばし休息。その間、ガイドブックや地図で行きたい場所をチェックして、午後7時ころ雨もやんだので4人で出発。夕食のレストランのめぼしをつけようと、チボリ公園横のレストランを下見して、お城のような市庁舎を見ながら広場を横切り商店街へ。しかし日本と違って、日曜日なので飲食店以外のお店はすべてお休み。照明のないショーウィンドウを見ながら観光客がぞろぞろ歩いている。私たちも1キロメートルくらいそぞろ歩きして引き返したが、石畳赤レンガ造りの建築物にヨーロッパにいることを実感さ
せられた。
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午後8時になりおなかもすいたので、下見した地ビールのレストランAPOLO へ入る。日本のように、座れば水とおしぼりのサービスなんてことは全然ないし、料理のサンプルも店頭にないので、横文字のメニューだけ見て選ぶしかない。メニューにはその国の言葉の下にたいてい英語の説明が書いてある。決める前にさりげなく隣りのテーブルのお皿の中身を横目でチェック。どんなものが出るか参考になるし、大体の量もわかる。テーブルに黒牛の写真があった。よく見ると【和牛/神戸牛】と書いてある。国際的な高級品のようだ。
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大きめのお皿に料理とつけ合せが乗っている。わが家のメンバーは小食なので、ニシン料理とソーセージとポテトサラダに決めて、それを4人でいただくことにした。地ビールはたくさんの種類があったが250ccで30〜33クローネ、500ccで45〜47クローネと書いてある。つまり日本なら普通500円で飲める生ビール1杯が何と約1100円以上もする。とても高い。あとでレシートを見たら付加価値税(日本の消費税相当)が25%も含まれていた。

道路に面したほうは外から丸見えのレストランなので、食事をしながら街並や道行く人びとの様子が観察できた。観光客も多いが、どの人も申し合わせたようにジーパンとTシャツ、女性は肩やおなかを出したタンクトップ姿が多く、スカートやヒールの高い靴を履いている人は見当たらない。たまにミニスカートを見かけると下にスパッツを重ね着している。老若男女関係なくジーパン姿が圧倒的に多い。それを見た娘たちは「地味!」「オシャレじゃない」という。

レストランはほぼ満席。通りも人の行き来がたえず、午後9時過ぎまでゆっくり食事を楽しんだが、外はまだ普通に明るい。午後10時ごろ日没はあるらしいから完全な白夜とはいえないが、いつになったら日が暮れるのかと思うほどの明るさ。冬が長く日照時間が短い分を夏の間に取り返そうとでもいうように、陽があるうちは人々は外に出て歩き回っているようだ。

ホテルに戻るとさすがに疲れもあって、シャワーを浴びて10時半にはベッドに倒れこんだ。朝4時ごろ目を覚ますと、もう外はすっかり明るかった。真夜中でも真っ暗ではなかったよ、と次女。翌日は朝食の後、8時半にはホテルを出て街歩き。ちょうど朝の通勤時間帯だったので、大量の自転車が自転車専用道を走っていた。スカートをはいた女性がいないのも、みんな自転車に乗るからではないだろうか、という結論になったが…。
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ドイツでも見たことがあるが、コペンハーゲンでも車道と歩道の間に自転車専用道が設けられている。各道路は少し段差をつけて分離されていたり、自転車道は青く塗られて自転車マークが描いてあったりする。そこをヘルメットをかぶった人々が大挙して通勤しているさまは、ガソリンにむやみと頼らない“エコロジー”の考えが人々の生活に根付いているのだろうと思った。観光客用の貸し自転車もいたるところに設置されていたが、私たちは敬遠してせっせと歩いた。
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というのも、北欧の人々はとても背が高いので、貸し自転車も道端の自転車もサドルの位置がハンドルより高い。横に立つとおへそより上にサドルがある大きな自転車だ。背が低く短足の私たちには不向きなので貸自転車は断念。せめてもの記念にと、道端に止めてあった自転車の横で写真を撮ったが、小柄な次女などはサドルが胸の高さまであり、こびとの国の少女のようだ。
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最初に1キロメートルほど北にあるローゼンボー宮殿まで歩いて行き、広い庭園を散歩。その後は東方向にある船着場ニューハウンを目指し、たくさん船の見える運河沿いのオープンカフェでコーヒーを飲みながらしばし休憩。商店街の開店が11時なのでお茶のあとお店を見てまわり、夫はデパートで見つけたハンチングを気に入り300クローネ(約7300円)でお買い物。天気は良かったが、薄着で出たので日陰に入ると寒気がした。11時30分にホテルへ戻りチェックアウト。
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私たちは午後3時にホテルを出て、オスロ行きフェリー乗り場に行く予定だ。ホテルで荷物を出発まで預かってくれるので、私たちはジャケットを着て再び街へ出た。コペンハーゲンの中心部はさほど広くなく、公園も多いので散歩気分で歩き回るにはちょうどよい。ランチ(量が多すぎた)の後、私と夫は娘たちと別れて大きな湖のある公園を歩いた。日本では平日の昼間に夫婦で散歩なんてことは皆無なので、旅の良さとは、こんなのんびりした時間を共有できるところにあるのだろう。

高税率高福祉といわれる北欧の国々。少子高齢化に向かう日本の手本になる政策も多いといわれるデンマーク。たった丸1日のコペンハーゲン滞在の印象だけでは何も語ることはできないが、経済大国ではなく「生活大国」と呼ばれるこれらの国々の人々の暮らしぶりには興味がわく。北欧3カ国を1週間渡り歩きながら、人々の生活の一端を少しでも知ることができればいいなと思った。

 ♪管理人ウェブサイト「杉山武子の文学夢街道」 

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